2018.10.11 Thu.

カナバングラフィックスの4つの事業③

こんにちは。カナバングラフィックス代表の富岡です。カナバングラフィックスでは自社の強みを活かして4つの事業を行なっています。次にゲーム・アプリ事業についてお話ししたいと思います。

 

当社ではソーシャルゲームやコンシューマーゲームのキャラクターや世界観のデザイン、モデリング、セットアップ、モーションなどのデータ作成、プロモーション映像などの制作を行っています。またUnityやUnreal Engineも併用して作業を進めています。クライアントからのオーダーに合わせて担当範囲や提案の内容が大きく変わります。

 

数年前からリアルタイムレンダリングに注目し始めたことと、アニメーション以外のコンテンツを生み出す産業に関わらせていただきたいと思い、昨年からゲームやアプリの会社さんにお伺いし始めました。当初は、その時点で既に取り組んでいたオリジナルコンテンツ事業やプロモーションキャラクター事業に近いタイプのお仕事として、キャラクターデザインやプロモーション映像の制作などを発注していただけるようになりました。キャラクターデザインでは今までのゲームにはないタイプのデザインを提案させていただき、プロモーション映像ではゲームの内容を伝えてユーザーを魅了する演出や美術を心掛けました。

 

その後、UnityやUnreal Engineに取り組み始め、モデリングやモーションの作成も発注していただけるようになり、また高い評価もいただいています。オリジナルコンテンツの制作で培ってきたキャラクターの質感やテクスチャー表現、カートゥーンチックな手付けアニメーションなどのテクニックがゲームやアプリのお仕事でも活かすことができたようです。また、UnityやUnreal Engineで取り組むことはまだ多く残っているのですが、お仕事の発注の中で学ばさせていただくことも多く、とてもありがたいです。逆に、ゲームのキャラクターを商品化するにはどうすればよいのかご相談を頂くことも多く、ライセンシングの仕方や売り場のことなど、自分の知っていることや経験してきたことをお話しさせていただいてます。

 

最近ではヨーロッパのゲーム会社からもお仕事がいただけるようになりました。ヨーロッパではアーティスティックなゲームも多く、当社のアートに興味を持ってもらえるようです。中国も気になります。中国とはオリジナルコンテンツ事業で関わりが始まっているので、その中でゲームのジャンルにも関わってゆければと思っています。

 

中学から大学まではゲーム三昧な日々でしたが、社会人になってからはゲームをする時間が捻出できなくなり、しばらく離れていました。ゲームのお仕事に関わるようになって、久しぶりにゲームをするようになって思ったのは、ゲームと映像であるCGの境目は将来無くなってくいくのではないかと感じたことでした。ゲームには映像では出来ない表現や体感があります。CGの映像を通してコンテンツを作るだけではなく、CGの最大のメリットであるデータの二次利用も生かし、将来は他のゲームの会社さんと組んで、全く新しいタイプのコンテンツが生み出せるとよいなと考えています。