2018.10.10 Wed.

カナバングラフィックスの4つの事業②

こんにちは。カナバングラフィックス代表の富岡です。カナバングラフィックスでは自社の強みを活かして4つの事業を行なっています。今回はプロモーションキャラクター事業についてお話ししたいと思います。

 

プロモーションキャラクター事業は、クライアントである企業の事業の売り上げに貢献できるキャラクターを提案していくお仕事です。企業の事業を理解し、目標を共有し、計画を立ててキャラクターを運用することに当社は関わってゆきたいと思います。自分達とは違う産業の企業と組ませていただくいことで私達も学ぶことが多くあり、それは大変ありがたいことだと感じています。
まず最初にクライアントとなる企業が持つマーケットを理解していきます。どのような場所で、どのようなお客さんに向けて、どのようなビジネスを行っているのかを調べていきます。企業の業種によっては、CGを専門としている私達が全く知らないことも多くあります。不慣れな部分もあって大変なのですが、知らないことを新たに知ることになり、私達もとても勉強にもなります。そしてキャラクターによってどういう目標を達成したいのか共有させていただきます。動画の再生回数はどれくらいに達するべきなのか、売り上げをどれくらい伸ばすのか、目標の数字を決めていきます。キャラクターのグッズが製造されることもありますが、オリジナルコンテンツのようにグッズそのものの売り上げが目的ではなく、事業の売り上げが伸びることが目的です。数字で結果を確認できると判断がしやすく、試行錯誤や軌道修正を行うことも出来ます。

 

キャラクターは育てる期間が必要なので長期的な計画を立てる必要があります。キャラクターの見た目だけではなく、キャラクターの活躍を通じてお客さんに親しみを感じてもらうことが可能です。それを伝える手段はアニメーション、絵本、SNS、ライブなど様々な手段がありますが、お客さんに浸透するまでには時間が必要です。キャラクターを世に出してすぐにジャッジするのではなく、月単位、年単位でどのような成果を出していくのか計画を立てていきます。そして、その親しみやすさで、お客さんが感じる企業との敷居を下げたり、事業のことをキャラクターが代わりに説明をしてお客さんに理解してもらったり、キャラクターを通じてお客さんに企業を応援してもらえるようになってゆきます。

 

最近では、インバウンド施策で自治体からのキャラクターの相談があります。その場合は、海外のことを知る必要があります。Youtubeに動画やキャラクターをアップすればそれでいいと思われがちなのですが、国によっては日本と違って若い世代のFacebookの親和性が高く、Facebookに載っている動画の方が拡散されやすいということもあります。

 

また、既にキャラクターをお持ちの企業には、そのキャラクターに合うストーリーや設定を提案しています。私達の強みはキャラクターデザインと思われがちなのですが、オリジナルコンテンツの制作で多くの物語を作ってきた実績が多くあります。キャラクターが物語を通じてどのように活躍するとお客さんに喜んでいただけるのかを考え、創作します。

 

ただ、依頼されてキャラクターを作るのではなく、企業の事業を理解して目標や計画を共有した上でキャラクターとその物語を提案したいです。クリエイティブに社会性が結びついた新しいキャラクターを生み出し続ければと思います。