美術モデラー座談会 その2 こんな人材が欲しい

仕事でも趣味でも楽しそうにやる人は一緒に働いていて楽しい

藤川

モデラーに限らず、新しい人はこんな人だったらいいなぁというのを、宮崎さん、お願いします。

宮崎

何でしょうね、性格はあるかもしれないですけど、仕事でも趣味でもそれを楽しんでいるのがにじみ出ているのが好きですね。
楽しそうな人が好きです。

古部

わかりやすいですね、楽しそうな人。

宮崎

うん、人生を楽しんでそうな人。

藤川

藁谷さんとかその最たる例な気がしますね。

古部

藁谷さんがどうの、ってそれWEBに載せられないでしょ。

藤川

僕、藁谷さんの単独インタビューを載せたいぐらい、推したいんですよ、あのキャラを。

美術的な基礎ができている人がいい!ソフトは後で覚えればいいだけなので

藤川

まぁ、藁谷さんネタは置いておいて、田中さんはいかがです?

田中

ん、そうだなぁ。
やっぱり、ソフトに詳しい、とかそういうことじゃなくて、基礎がしっかりできている人がいいですね。

古部

ふむ。

田中

ここって有限会社で人数も少ないから、教える人のコストとかもかかっちゃって、忙しくなってくると、実務をしながらでは基礎を教えてあげられるだけの時間が取れないって状況も出てくると思うんですよ。
そうなったとき、基礎能力が高いと、ソフトの使い方さえ覚えれば、自分だけでもどうにかできるかと。
それに…マチコとかウサビッチのテクスチャなんてソフトの使い方がどう、っていう次元じゃ、絶対にこなせないんで。

藤川

それは確かにありますね。
バリバリのモデラーさんでもウサビッチやマチコのテクスチャは苦戦されますもんね。

田中

なので、もうそういうセンスとか絵心とかがある人じゃないと厳しいかなと。
アニメーションとかはまた別だと思いますけど。

藤川

美術的な基礎知識がある方ってことですか?

田中

うーん、絵心とかも、アニメ系とかじゃなくてリアルにガッツリ描ける人のほうが向いてるなと思いますね。

古部

リアルな画を描くというよりはファインアートに興味がある人っていう感じかもですよね。絵をちゃんと描く能力があるっていえばいいんでしょうか。
写実的に描くということではなく、きちんと本物を観察して描くことができるといいなとは思いますよね。

田中

そう、そんな感じ。

藤川

手描きっぽい絵を3Dとして作り込んでいくのはなかなか難しいですもんね。

古部

そうなんですよね。
ちょっと誤解しているなーと思うのは、アニメっぽいCGの方がリアル系CGより簡単にできると思われてしまっている風潮があるのはなんだかなーと思いますね。
リアル系のものは物理的にCGを理解していればある程度まで持っていけるけど、ウサビッチとかマチコとかはほぼテクスチャ表現で作り込まないといけないから、CGの中でもかなり難易度は高い表現なんですよ。
だからこそ、手描きの基礎能力ってのは高い方がいいですよね。
難しいけど、その分、やりがいはあります。

おとなしくても、明るくてもどっちでもいいので、めげない人がいい

藤川

じゃあ、この流れで古部さんお願いします。

古部

そうですね、みんなが言っていることは同意見なので、自分が独自の意見を言うとしたら、「めげない人」ですね。

藤川

具体的には?

古部

精神的に芯が強いというか。
たとえば、楽しんでやれる作業ばかりではないんです。
自分がやったことのない、描いたことのないものが要求されたり。
慣れないうちはそれでリテイクがいっぱい出ちゃったりします。
それでもめげずに、しっかり食らいついてくる人が良いです。
そういう人のほうが育てがいもあると思います。もちろん、こちらもめげないように精神的なケアをしていかないといけないとは思いますが。
要するにガッツのある人ですかね。
性格的にはおとなしくても、明るくても、どっちでもいいんですけど。
その一点があればいいかなと思います。

藤川

確かに、リテイクは結構多かったりしますから、踏ん張ってくれる人だと嬉しいですよね。

僕もやる気があってついてきてくれる人であれば、僕が分かる範囲であれば、お伝えできるので、スキル面は多少乏しくても問題ないです。

相手のことを考えて、いい意味で遠慮しないで意見を言ってくれる人がいい

藤川

関さんからは他に何かあります?

遠慮しない人がいいですね。
僕が言う事とか、完璧ではないし、間違っていることもあるので、「それはちょっと違うかな」とか「こうしたほうがいいんじゃないかな」と思った時に普通に、フランクに言ってくれたりする人のほうが、まとめたり、データを集めている側の人としてはありがたいです。
なんか、会議で進行をしていて自分しか喋っていないことがあったりすると、それはちょっと辛いなって思ったりします。

藤川

デザイナーの会議って沈黙しがちな面はありますもんね。

あとは…データを集めている側からすると、チェックデータとか、次の人のことを考えて、先読みをして、用意してくれる人といえばいいでしょうか。

宮崎

うんうんうんうん。

藤川

宮崎さん、めっちゃ頷いてますね。

えっと、モデリングだったり、絵を描いたりだったり、個人の技術はすごいんだけど、そこで終わってしまう人っていて。
次のチェックに回したときに、次に見る人がどう感じるかなぁとか、こうしておいたら便利かな、というのを考えてできるといいかなって思いますね。
あとは、お茶が切れてたら、率先して買って来ておくとか。
いろんな意味で、他の人のことを考えて動ける人がいると、会社的には嬉しいんじゃないかなと思います。

藤川

PMから見てもそういう人は入ってくれると嬉しいですね。
見落としがちだけどすごく重要なことだと思います。

趣味が共有できそうな人はぜひ!

藤川

瀧澤君は新人入ってくるとしたらどんな人がいい?

瀧澤

まぁ普通に入ってきてほしい人は、髪が青い人。

藤川

それ、重要?

宮崎

いいね。

瀧澤

あと青が一色居れば3色揃うんで。

藤川

宮崎さんは(髪が)青い時期は無かったんですか?

宮崎

全頭青はやってないんですよ~。

藤川

そうなんですか?

瀧澤

全頭、青の人。

藤川

いやいや…。

瀧澤

それは冗談として、自分とまぁ、近い絵柄というか趣味というか。
話しやすい人で、イラストの趣味が合う人が居たらいいですね。
男で自分みたいなイラストを描く人はあんまりいないと思いますけど。
あと、仕事以外で一緒にものを作ったりコミティアやデザフェスに出店したりそういうことできる人がいいですね。

藤川

なるほどね。

古部

自分は一緒にサバゲー行ってくれる人とか、いいですね。

宮崎

瀧澤くん、サバゲー行かないの?

瀧澤

行きたいんですけど、お金が…今、ギリギリなんで。

古部

思い通りの恰好じゃないとやりたくないとか?

瀧澤

いやいや、最低限の装備とかあるじゃないですか。
ブーツ買ったりとかチェストリグ買ったりとか…
キッツキツの生活してるんですよ。
まだガスコンロも買えてないですし。

宮崎

えっ…?

藤川

コンロついてないの…?

でも部屋の装飾はすごくこだわって、マチコの部屋っぽくしようとしてるよね?

宮崎

そうだよね。お金かけてるとこが違うんじゃない?

瀧澤

いや、壁紙もまだ半分しか貼れてないです。柄合わせで長さが足りなくなって…。

藤川

普通あとでしょ、そっちは…。

瀧澤

いやでも、先にやらないと家具とか置けないじゃないですか。

一同

いやいや…。