コンポジター座談会 その1 私がカナバンにいる理由

凄く居心地がよくて、家族のような気分になる

藤川

じゃ、いちばん喋りたそうな藁谷さんからいきましょうか。

藁谷

まぁカナバンにいる理由、っていうのはいろいろ仕事をしているけど、カナバンが一番落ち着くなぁと。
なんか、家族のような気分になるんですよね。アットホームな感じというか。
…うん、それがまぁ1番。居心地ですかね。

藤川

言葉にするとアッサリですね、意外と。

太田

それはそれで、いいんじゃないですかね。理由として。

藁谷

まぁ、でもほんとにこれに尽きるんですよね。
僕の場合、フリーランスで20年くらいやっているので、だいたいの主だった企業でお仕事させてもらったんですけど、ここまで居心地のいい会社は初めてなんですよ。

藤川

色々見てきた方にそういわれると嬉しいですね。

仕事の内容的に面白いものを、自由にやれるのがカナバンだった

藤川

太田さんはいかがです?

太田

1番最初は、学生のときに講師のツテで富岡さんの手伝いを始めたんですけど。
そのとき富岡さんはまだフリーでやっていて、その当時の作業環境だけで言えば、他に良いところもあったとは思うんですけど、仕事の内容的に面白いものとなると、カナバンが一番自由にできると思ったのが大きいですね。
それが、自分がカナバンに入った理由ですかね。

藤川

そのころに比べるとだいぶ人数が増えてきたと思いますが、それは今も同じ感じですか?

太田

人が増えてくるとどうしてもしょうがないんですけど、やっぱり受注の内容は変わって来ましたよね。発注する側もフリーランスの個人に直接発注した方が安くあがったりしますし、コストの低い案件だとどうしても会社単位では請けられなくなったり。
まぁ、でも人数増えれば小回りが利かなくなってくるのは仕方ないと思いますよ。
そんな中でも、ある程度仕事の内容が好みのもので、しかも自由にやらせてもらえる環境っていうは維持しているので、今も居続けていられるってとこでしょうか。

藤川

なるほど。
たしかに、CGの制作会社としてはちょっと珍しい位、仕事の内容をまるっと投げてもらえる案件は多いので自由度は高いですよね。

トップが手を動かす人なのがいい

藤川

三浦さんはいかがです?

三浦

そうですね…。
1番トップの、富岡さん自身が手を動かす方じゃないですか。

藤川

はい。

三浦

今まで仕事してきた所って、お金勘定とかが得意な人が一番上に立っているとこが多くて。
そうすると何が起こるかっていうと、愛想のいい人とか、タバコをスパスパ吸う人とか、仕事の能力に関係なく、そういう人が偉くなっていくんですよ。
カナバンは本当に仕事の内容で評価していて、偉い人がちゃんと仕事をしているという所がすごくいいなと思いました。

藤川

まぁ、経営者になるとそういった部分も必要になってくるとは思いますが、そこありきでないっていうのは確かに大きいですね。

自分がちゃんとプロジェクトに関わっている気分になれる

藤川

他はいかがですか?

藁谷

仕事の内容で面白い会社っていうのは、今までそれなりに色々あったと思うんですけど、あまり会社が大きくなりすぎると部分的にしかやらせてもらえないことが多くて、自分がそのプロジェクトの制作に関わっている気分にならないんですよ。
カナバンってちょうどいい規模なんですよね。
なんかこう、風通しがいいし、自分がどこの何をやっているかが分かるんで。

藤川

なるほど。
今後、人数は増やしていきたいんですけど、その辺のいいところは失いたくないですよね。

太田

だんだん増えていくと全体が見えなくなってくるものなんでしょうかね…。

藁谷

でもカナバンはオリジナルもあるし、楽しい仕事もほどよくあるしホントすごくいいですよ。
オリジナルって凄くお金かかるじゃないですか。
だから、オリジナルに手を出せる会社となると、逆に何百人ってスタッフが居るのが普通で、そうすると、ひたすら部分的なものを作っているだけの状態に追いやられて、「このシーンを自分が作った」って気分には全然ならない。
その点、カナバンはこの規模でオリジナル志向が高いので、楽しいことをコミュニケーションとりながらできるっていうのはいいよね。

藤川

現場全体として、その感覚を持てるかどうかは、個々のスタッフのモチベーションに関わってくるので大事にしていきたいです。