2018.10.12 Fri.

カナバングラフィックスの4つの事業④

こんにちは。カナバングラフィックス代表の富岡です。カナバングラフィックスでは自社の強みを活かして4つの事業を行なっています。最後にプロダクション事業についてお話ししたいと思います。

 

プロダクション事業は、自分達の新しい技術でクライアントからの様々な要望を実現し、プロモーション映像や映画などの制作に携わるお仕事です。テクニカルなお仕事になります。丸くて可愛いキャラクターからハイエンドな人物造形のモデル、カートゥーンチックなアニメーションからドラマ性を重視したモーション、そして絵本のようなタッチやトゥーンシェーダーからV-Rayを使ったフォトリアルな表現まで幅広く取り組んでいます。

 

CGは美術と技術の融合だと考えています。当社は元々フォトリアルなCGのお仕事が多かったのですが、ウサビッチがきっかけで2Dタッチの表現のお仕事が増えていきました。その時期の日本では、ゲーム以外のメディアでお客さんのCGの質感に対する抵抗感がありましたので、馴染みやすくするために絵本のようなタッチやトゥーンのような質感表現を開発しました。ウサビッチ以外のクライアントワークでそのようなご相談が多くなりました。当時のマーケットにクリエイティブを合わせ、それをテクニックで実現させました。

 

しかし、絵本のような画作りをしていく作業はとても楽しいのですが、長期的に考えると表現に幅があった方が相互作用が生まれ、画作りをより発展させれると考えるようになりました。例えば、フォトリアルでも人形アニメーションのような質感や色合いなどで世界観が感じられるものが作れれば新たな可能性が生まれると思うのです。CGの原点に返って、改めてフォトリアルな案件にも取り組み始めました。幸いにもその時期に他のプロダクションでハイエンドなCG制作に携わっていたスタッフが入社したことや、過去の実績からもフォトリアルなCGのお仕事をいただけたことで表現方法の試行錯誤が加速していきました。また、CGだけでなく、キャラクタ―デザインや背景デザインでも新たなタイプのアートのご要望もいただけるようになりました。

 

現在はAIやAR、VRなどの新しい産業のお仕事もご相談いただいています。クリエイティブとビジネスだけでなく、テクニックによっても新しいことに繋がることができました。自分達がまだ知らない技術も多くありますが、これからもプロモーション映像や映画、新しい産業からのオーダーに対して技術をもってお応えしていきたいと思います。

 

当社の4つの事業についてお話しさせていただきました。いかがでしたでしょうか。当社にご興味が湧きましたらお気軽にHPよりお問合せいただけると嬉しいです。御社にとって良い提案が出来るように努めたいと思います。